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2021年11月22日

職務経歴書の書き方についてVol.2-1~具体的なエピソードの書き方:選び方編~

リージョナルキャリア大阪のコンサルタント、吉田です。

先日、弊社の社員旅行で淡路島に行ってきました。

天気も良く、ゴルフと釣り、宿では美味しい食事をいただき、最高な1日でした!・・・と言いたいところなのですが、ゴルフの最中に強めの捻挫をしてしまい、翌日から歩行も困難な状況が続いています(汗)。

10年以上ぶりの捻挫で、歩けることや健康であることへのありがたさを痛感している今日この頃です。

さて、職務経歴書の書き方Vol.1では「具体性」「読みやすいように要点をまとめる」「応募企業に刺さる情報を書く」、これらの点が大切であると書きました。

今回の職務経歴書の書き方Vol.2-1は、書類添削で相談をいただくことが多い「具体的なエピソードの書き方」について、「エピソードの選び方」「構成」「具体性」の3点を軸にお伝えしたいと思います。

「書類選考は甘く、面接は厳しい」「書類選考は厳しいが、面接は易しい」など、企業によって合否基準はさまざまですが、書類選考を厳しくしている企業を受ける際は重要になると思いますので、参考にしていただけると幸いです。

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エピソードの選び方

長年キャリアを積まれている方は、さまざまな実績を残していることが多く、どのエピソードを書くか迷うという方も少なくありません。

例えば営業職の方の場合、

  • ・新規開拓について
  • ・高い売上実績や目標達成について
  • ・受注額の大きいプロジェクトについて
  • ・顧客との関係性作りについて
  • ・戦略性について
  • ・継続的な目標達成や表彰実績について
  • ・前例のない事例の創出、成果

などの実績が挙げられると思います。

まず、ご自身の仕事や成果をしっかり振り返り、エピソードを多く作っておきます。そして、提出の際に企業の求める情報に合わせて、その中からいくつかをピックアップして伝えます。

どのエピソードを選ぶかは、求人票の「業務内容」や「ポジションにおけるミッション」「求める経験・スキル」などを参考にします。

求人情報にマッチしたエピソードを伝える

【求人票】

・新製品のリリースにあたり市場開拓をしなければならない

・新規開拓の経験を求める

   ▼

【エピソード】

・「新規開拓」

・「行動力」

・「スピード感」などについて

【求人票】

・顧客の本質的な課題に向き合う仕事

・課題を設定する力が求められる

   ▼

【エピソード】

・「顧客の情報収集力」

・「問題に対してどのように課題設定して解決できたか」などについて

【求人票】

・組織横断で複数以上の人が関わるプロジェクトを行う

・社内外の多くの関係者を巻き込む力

   ▼

【エピソード】

・「プロジェクトリーディングの経験」

・「チームで行った仕事」

・「顧客や販売パートナーを巻き込んで進めたような仕事」などについて

【求人票】

・PDCAを回しながら新しい取り組みを続ける企業

・考えにキャップを嵌めずに行動できる方

   ▼

【エピソード】

・「社内での新たな事例」

・「変革を起こした取り組み」などについて

このように、求人内容とエピソードがマッチしているかを確認してください。

自身の伝えたいことだけ書いてしまうと、せっかく業務で経験して、企業が求めることができるにもかかわらず、書類で落とされてしまう可能性もあります。

ある企業が自分の思考にピッタリだったのに、転職の方向性をはっきりと定めていなかったために、他社経由で多くの企業のうちのの1社として気軽に応募してしまい、「他社経由で書類選考で落ちてしまったのですが、御社から再挑戦できますか?」という問い合わせも多くあります。

その中には、しっかり準備をしておけば書類通過していたという方も少なくありません。

一度落ちてしまった書類選考に再度挑戦するには、かなりの期間を空けなければいけない場合がほとんどです。

書類作成が不安な方は、ぜひご相談ください。

 
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