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2022年2月4日
「転職先(次の会社)に早く慣れるために」
こんにちは。リージョナルキャリア大阪のコンサルタント、梅原(父) です。
今日からいよいよ北京2022オリンピックの開幕ですね。1年も経たない間に、夏と冬、両方のオリンピックを見ることができるのは贅沢な気分です。日本の選手団を応援していきたいと思います。
また、関西本社の企業も、選手の使用するスキー板やブーツ、ゴーグル、ウェアなど提供していますので、その辺りも注目していきたいです。
さて、いつもは転職活動中のことについて書いていますので、今回は転職先に入社した後についてお話ししようと思います。
これから3月、4月と入社を迎える方も多いと思いますので何かの参考になれば幸いです。
受け入れ側の気持ちを想像してみましょう
入社する自分自身は、「これから頑張るぞ!」という期待やワクワクした感情や、「職場に馴染めるか?」「力が出せるか?」など、不安が入り混じった状態だと思います。
一方で、受け入れ側も、表には出しませんが色々と考えているものです。
- ・どんな人が来るんだろう、いい人だといいな。
- ・職場に合わない人が来るのは嫌だなあ
- ・かなりキャリアのある方らしい、負けるのは嫌だな
- ・「お手並み拝見」どれほど出来るの?
- ・まあとりあえず様子見かなあ。何か聞かれたら親切にしよう。
受け入れ側のこのような気持ちは、「入社者本人について、よく知らない」ということが原因であることがほとんどです。
採用面接は部署の責任者や役員で行っているため、受け入れ側の人には、情報の断片しか伝わっていません。
このような状況のとき、早く馴染んでいくためには、ご自身の情報を少しずつでも出していくことが大切だと思います。
例えば自己紹介でも、
「グリッド太郎です!兵庫県の出身で、前職場は本町にある●●商事で海外営業を行っていました。趣味は食べ歩きで、美味しいものを探して街を歩くことが好きです。本町や淀屋橋界隈はお任せください。本日からよろしくお願いします!」
いかがでしょうか?少しだけ自身の情報を加えることで、声がかけやすくなると思いませんか?
自己紹介の場だけなく、職場の人との何気ない会話の中で少しずつ自己開示をしていくと、馴染むスピードも速くなっていくと思います。
また、中途採用を受け入れ慣れていない職場の場合、仕事を教えてくれるコーチや、会社内のルールを学ぶコーチなども自分で見つけていかなければならいないこともあります。
待っているだけではなく、自ら情報を取りに行く姿勢も大事だと思います。
前の会社と比べ過ぎない
一つの会社での勤務年数が長い方が転職した際に陥りやすいのが、「社内限りの用語」「報告・連絡・相談のルール」「会議の進め方」「上司や幹部とのコミュニケーション」「飲み会の作法や会話の中身」などを、前職と比べて評価ばかりしてしまうこと。
この思考をずっと続けると、自分自身に暗示をかけるように「この会社はダメだ」「合わない」となり、短い期間で退職となるケースも見受けられます。
「郷に入っては郷に従え」の諺のように、「今までと違う会社に来たのだから、こういったパターンも楽しもう」という余裕を持ちたいですね。
入社から1週間、1カ月、3カ月、6カ月、1年
緊張してあっという間に過ぎる1週間、職場の人の顔と名前をやっと覚え、この会社でやっていけそうと感じる1カ月、少しずつ慣れてきて仕事も回り始める3カ月、「周囲の期待に応えたい」というプレッシャーが出てくる6カ月、大きく羽ばたくことを期待される1年。
このように、エビデンスは無いものの、転職後は周期的に小さな壁やプレッシャーが繰り返し訪れ、それを超えるたびに成長していきます。
慣れない会社に入社したのですから、大変なこともあります。ですが、それは上記のような法則の一つで、「今はその時期が来てるんだな」と考ると、少しだけ楽になると思います。
春も近く、3月、4月に入社を控えている転職者の皆さまに、エールのつもりで書かせていただきました。